主人公:司波達也

司波達也

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魔法科高校の劣等生」の主人公。長身と切れ長の鋭い目が特徴的で容姿端麗。

能力が偏っているため「ウィード(劣等生)」としての入学になったが、実際は魔術師としても技術者としても高校生離れして高い能力・才能・思考力・知識量・戦闘経験を有しており、魔法界でも屈指の逸材として注目と警戒を集めている。既に複数の偽名を使って特尉として軍で戦ったり、魔法工学の天才エンジニアとして画期的な製品を開発している。国防陸軍でもFLT社でも、部下や軍隊に絶大な信頼をかけられている。

 

欠点は通常の魔法の発動が遅いことだが、それは他の最高難度魔法(分解と再構築 ーどんな怪我や故障でも24時間以内に回復させられる魔法)や桁外れのサイオン保有量を活かした無系統魔法などの「神のような魔法」に魔法演算領域を占領されていることへの代償である。これらの高難度で特殊な魔法を容易に連発できる他、精度の高い知覚能力「精霊の眼」の保持とフラッシュキャストによる術式の高速化にも長けている。

 

また、バトル(魔法実践)では無敵と称されている。その理由は四葉家による過酷な戦闘訓練、陸軍部隊への所属、九重八雲に師事して備えた体術と忍術の技量。もともと頭脳明晰な上に軍で戦い慣れているため、相手の弱点を見極め巧妙な作戦を立てられることも勝因のひとつだ。

 

欠点と言えるもう一つは、感情の揺れ幅が狭いことである。これは、6歳のとき「人造魔法師実験」の被験者にされた際、人口魔法演算領域のスペースを確保するために強い情動を司る脳の部分を消失させられたからである。しかし、深雪への兄妹愛に関してだけは強い感情を抱ける。確かに深雪とは互いにシスコンとブラコンであり、婚姻関係を持つ前から恋人のような会話をして周囲にからかわれていた。

 

達也は十師族の四葉家(魔法界で最有力勢力の家族)の血筋だが、通常の魔法に劣っていたのが実家に許容されず、18歳までは「ガーディアン」という低い階級を与えられ蔑まれていた。しかし達也の総合的な能力の並ならぬ高さや文字通り無敵な実力が後に認められ評価され、四葉家当主となる深雪の婚約者としても指名された。

 

以上の高校生離れした能力と経験を隠して、普段は第一高校の二科生かつ風紀委員(のち副会長・書記長)として生活している。生徒会に加わったことをきっかけに、二科生なのにも関わらず一科生(ブルーム)の生徒とも親しくなり、妹の深雪、生徒会の主要メンバー、同じクラスの千葉エリカ西城レオンハルト柴田美月吉田 幹比古などと行動を共にするようになる。いずれも強い魔法力や特殊能力を持っていて、トラブルがあった場合は協力して戦うことが多い。